ハリウッド大手がストリーミング事業の収益化に注力する中、「Disney+」や「HBO Max」などのサービスは利用料金の値上げに踏み切った。これに対し、ストリーミング大手のNetflixは、100以上の国際市場で一部の価格を引き下げる。
Netflixは世界30カ国以上、または100以上の地域で月額料金を引き下げた。Ampere Analysisによると、中南米、サブサハラアフリカ、中東・北アフリカ、中東欧、アジア太平洋地域など、多くの地域で同サービスの広告なしの「ベーシック」プランが、最も高い割合で値下げされているとのこと。値下げ幅は、国によって20%から60%となっている。
Ampere Analysisのリサーチマネージャーであるトビー・ホラーラン氏は水曜日に、「Netflixは直ちに世界の100以上の地域で月額利用料金の値下げを行うが、ユーザーあたりの平均収入がより高い北米と西ヨーロッパでは行わない」とコメントしている。さらに今回の値下げは、より貧しい地域の経済実態を反映したものだと、この決定を知る人物がIndieWireに語っている。