東宝の米国子会社TOHO INTERNATIONAL、米Frederator Networks社が保有するIPの著作権取得

東宝の米国子会社TOHO INTERNATIONAL, INC.は、米Frederator Networks社との間で、Frederator社が保有するIP、アニメシリーズ「ビーとパピーキャット」などの作品のそれぞれの著作権の50%を取得することに合意したと発表した。

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東宝の米国子会社TOHO INTERNATIONAL、米Frederator Networks社が保有するIPの著作権取得
(c) 2022, Frederator Networks, Inc. and Toho International, Inc. 東宝の米国子会社TOHO INTERNATIONAL、米Frederator Networks社が保有するIPの著作権取得
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東宝の米国子会社TOHO INTERNATIONAL, INC.(以下、国際東宝)は、Frederator Networks社(以下、Frederator社)との間で、Frederator社が保有するIP、アニメシリーズ「ビーとパピーキャット」などの作品のそれぞれの著作権の50%を取得することに合意したと発表した。

アニメシリーズ「ビーとパピーキャット(原題:Bee and Puppycat)」、アニメシリーズ「ブレイベスト・ウォリアーズ(原題:Bravest Warriors)」(一部シリーズを除く)及び、開発中の「キャットバグ(Catbug)」シリーズ(以下併せて、同IP)の著作権取得を通じ、東宝及び国際東宝は同IPの日本を含むアジア地域での映像及び商品化ライセンス展開、同IPの新作映像の共同製作を行っていくとのことだ。

東宝は2022年4月に発表した「TOHO VISION 2032 東宝グループ 経営戦略」において、成長戦略のキーワードとして「企画&IP」「海外」を掲げており、今回の同IPの著作権取得は自社IPの拡充、及び海外でのより直接的なビジネス展開の加速に寄与するものとなる。

また、同IPを通じて世界的に高い評価を受けている作品を多く生み出しているFrederator社との共同製作も想定され、世界に向けたコンテンツの企画・製作の強化にも繋げていくとのことだ。

松岡 宏泰氏(東宝 代表取締役社長)コメント

本件は、東宝グループの長期戦略に合致する動きであり、本件を通じてより有効な映像展開、商品 化展開の体制を整えていきたいと考えています。我々は、「ブレイベスト・ウォリアーズ」の世界的な 人気、「ビーとパピーキャット」のIPとしての成長、「キャットバグ」の高まる人気、そして欧米のア ニメ全体の成長を目の当たりにしてきました。わが社の映像製作能力、及びアジア全域における映 像・商品の展開能力と、Frederator社や同社親会社のGenius Brands社が持つ世界の主要市場におけ る広範なネットワークを融合し、新しいコンテンツや商品を提供する中で、今回著作権を取得するIPが引き続きグローバルなファン層を開拓していくことを期待しています。

マイケル ハーシュ氏(Frederator社 CEO)コメント

質の高いアニメーションへの需要はかつてないほど高まっていますが、私たちは、際立った高い価値を提供できる作品を届けることが重要であると認識しています。 その一例として、LA Times紙が最近発表した「この秋、テレビの専門家が最も期待する20の番組」に 「ビーとパピーキャット」が選出されたことは嬉しく思っています。実際、同作のトレーラーは、公開24時間以内に200万回以上の視聴を達成し、Netflixでの配信を成功させました。Frederatorの使命は、クリエイターの創造性を育み、彼らの作品を視聴してもらうためのプラットフォームを提供することです。私たちの作品である「ブレイベスト・ウォリアーズ」「ビーとパピーキャット」「キャットバグ」が世界中の視聴者を魅了していることに感激しています。東宝グループとのパートナーシップにより、映像展開と商品の両面で、これら作品のリーチをさらに拡大できると確信しています。

《Branc編集部》

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