サウジアラビアのマンガプロダクションズは、「UFOロボ グレンダイザー」の権利を所有するダイナミック企画と、IPライセンスに関する戦略的パートナーシップ契約を締結したことを発表した。
両社のパートナーシップには、「UFOロボ グレンダイザー」のライセンス供与およびアクティベーションのほか、中東でのゲーム・アミューズメント施設・イベントにおけるキャラクターの利用が含まれる。
マンガプロダクションズは、コンテンツを通じてサウジアラビアの文化を世界に伝えることを目的とし、アニメーションやビデオゲームの制作に取り組んでいる。また、サウジアラビアやアラブの若者の才能を育成し、若い世代に良い価値観や道徳観を根付かせるため、色々なテーマに焦点を当ててコンテンツをプロデュースしている。さらに、日本の東映アニメーションと組んで、サウジアラビア初の長編アニメ「The Journey」を制作した経験もある。
CEOイサム・ブカーリ氏は、今回のパートナーシップについて「中東で人気のIPである『UFOロボ グレンダイザー』のライセンスおよびアクティベーションに関して、ダイナミック企画とパートナーシップを結ぶことを嬉しく思います。マンガプロダクションズは、これまでの共同制作作品で3億回以上の再生回数を達成し、尊敬する各パートナー達と共に500人以上のサウジアラビア人の人材育成を行ってきており、今回のパートナーシップはビジネス分野におけるクリエイティブコンテンツ産業を更に強化するものです」とコメントした。
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また、ダイナミック企画取締役副社長の永井一巨氏は、「マンガプロダクションズとのパートナーシップにより、永井豪の代表作の一つである『UFOロボ グレンダイザー』が中東におけるファンの皆様のニーズに寄り添った形でエンターテイメント事業を展開できると確信しております。我々は、今回の戦略的パートナーシップを皮切りに、様々な取り組みでマンガプロダクションズと共に中東における『UFOロボ グレンダイザー』の人気をさらに高められればと思っております」とコメント。
「UFOロボ グレンダイザー」は、永井豪の原作で漫画化され、1975年10月5日にテレビ放送が開始された全74話のロボットアニメ。70年代の放送開始以降、複数の言語で吹き替え版が制作された同作品は、中東、フランス、イタリアなどで大きな人気を博し、現在も多くのファンが存在する。
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