ディズニー、コスト見直しのためレイオフとターゲット採用凍結を開始 株価7%下落も

ディズニーは、2023年度に向けてのコスト管理の一環として、一時解雇と対象者の雇用凍結を計画していると発表した。

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ディズニーは、2023年度に向けてのコスト管理の一環として、レイオフとほぼすべての職種の雇用凍結を計画していると発表した。

ディズニーCEOのボブ・チャペック氏は組織をより軽快にし、効率性を向上させる余地があると考えており、その結果ある程度の人員削減につながるだろうと述べているが、どれだけのレイオフが行われるのか、どの部門で行われるのかは明らかにされていない。採用凍結の対象については、「最も重要でビジネスを牽引するポジションのごく一部の採用は継続するが、その他の職務はすべて保留とする」と述べている。

さらに、従業員の出張を必要不可欠なものに限定し、同社のコンテンツおよびマーケティング費用の厳格な見直しを開始することを発表した。

ディズニーは火曜日の決算説明会で、ストリーミングサービスの加入者を1,210万人増やし、市場予想を上回ったものの、Disney+を含む消費者直結(DTC)部門の営業損失が15億ドルに達したことを明らかにした。そして今週、ディズニーの株価は7%下落し、ここ2年間で最低となった。

「多くの皆さんと皆さんのチームにとって困難なプロセスであることは十分に承知しています。私たちは、厳しい決断を下さなければなりません。しかし、それこそがリーダーシップに求められるものであり、この重要な時期に皆さんが立ち上がってくれることに感謝します」と、チャペック氏は締めくくった。

Sources:IndieWire
《伊藤万弥乃》

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伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。