第2回ANIAFF、11月13日開幕。オールナイト部門で神山健治監督特集、メインビジュアルは矢野ほなみが担当

第2回ANIAFFが2026年11月に名古屋で開催。オールナイト部門では神山健治監督を特集し、『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』や『攻殻機動隊』シリーズを上映。メインビジュアルは矢野ほなみ氏が担当する。

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© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. and Domain Pictures, LLC. All Rights Reserved.、©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会、©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会、©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会
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あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル(ANIAFF)実行委員会は9月10日、第2回のプログラム概要を発表した。

会期は2026年11月13日(金)から18日(水)、会場は愛知県名古屋市。オールナイト部門で神山健治監督の特集上映を組み、監督本人が登壇するトークイベントも実施する。映画祭のメインビジュアルは、アニメーション作家・映像作家の矢野ほなみ氏が手がける。同映画祭の第1回は2025年12月に開かれており、今回が2度目の開催となる。

オールナイト部門は神山健治監督特集

オールナイト部門で取り上げるのは、数土直志アーティスティック・ディレクターが「つねに挑戦に溢れている」と評する神山監督だ。上映作品は、手描き作画と3D CGIを融合させた『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』(2024年)と、初期の代表作『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズからのセレクション。シリーズからは『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX #12 タチコマの家出 映画監督の夢 ESCAPE FROM』、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG #11 草迷宮 affection、#16 そこにいること ANOTHER CHANCE』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を上映する。上映には神山監督本人が来場する。

トークイベント「神山健治の世界 アニメと未来とテクノロジー」も開催される。登壇は神山監督と、特別ゲストの堺三保氏。堺氏は神山監督が総監督を務めた『スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ』で脚本を担当した。モデレーターは数土アーティスティック・ディレクター。創作の指針や日々の制作実務に加え、「アニメで描く未来」「未来のアニメ」をテーマに語り合う。

数土氏は神山監督の評価点として、「現代社会、文化状況を反映させながら『電脳犯罪』『AI』『EV』など常に先を見る卓越した時代性」を挙げている。

メインビジュアルは矢野ほなみ。カンヌ監督週間選出の注目作家が担当

第2回のメインビジュアルを担当するのは、国際的に評価を高めているアニメーション作家の矢野ほなみ氏だ。瀬戸内海の島の出身で、『骨嚙み』(2021年)が第45回オタワ国際アニメーション映画祭の短編部門グランプリを受賞。最新作『エリ』(2026年)はカンヌ国際映画祭「監督週間」に正式選出され、同映画祭のマーケットでは日本パビリオンのメインビジュアルも手がけている。制作の傍ら、アニメーションにおけるセクシュアリティとジェンダーの研究や、クィア・アニメーションに焦点を当てた上映企画のキュレーションにも取り組む。

矢野氏はビジュアルのキーワードに「渦、躍動、集い」を挙げる。「国内外の多彩なアニメーションが愛知・名古屋に一堂に会し、新たな世界や作品と出会える場」としての映画祭を、「大地から空へと巻き上がる一つの渦」として描いたという。渦の中心にいる鹿や鳥、それを追う兎は「映画祭に集う人々の熱量そのもの」。「コマとコマの間に生まれる躍動というアニメーションの表現を、映画祭全体のイメージと重ね合わせた」と説明している。

アニメーション産業の振興を視野。名古屋を中核に6日間開催

ANIAFFは、愛知県名古屋市の産業と文化の集積を背景に、世界有数の規模を目指す国際アニメーション映画祭として2025年に発足した。愛知県には、2005年に2200万人以上を動員した「愛・地球博」をはじめ、国際芸術祭「あいち」、「あいち国際女性映画祭」、「世界コスプレサミット」といった文化事業を継続してきた実績がある。

第2回も国際長編コンペティション、ディレクター・フォーカス、オールナイト上映、イベント上映、特集上映、ゲストによるトークショー、講演を展開し、制作者をつなぐ企画マーケットも設ける。世界各国からゲストを迎える予定だ。ジェネラル・プロデューサーの真木太郎氏は「コンテンツビジネスの中でのアニメーションのポジションを更に力強いものにしたい」と語る。上映に加えて、制作者たちをつなぐ企画マーケットなども実施し、アニメーション文化・産業の発展と振興への貢献を目指す。

開催概要は以下の通り。

名称:あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル
英語表記:Aichi Nagoya International Animation Film Festival
会期:2026年11月13日(金)~18日(水)
主催:あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル実行委員会
ジェネラル・プロデューサー:真木太郎
フェスティバル・ディレクター:井上伸一郎
アーティスティック・ディレクター:数土直志
企画・制作:株式会社ジェンコ
共催:愛知県・名古屋市
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画祭支援事業)
後援:株式会社中日新聞社、株式会社CBCテレビ、東海テレビ放送株式会社、名古屋テレビ放送株式会社、中京テレビ放送株式会社、テレビ愛知株式会社
特別協力:ASIFA-Hollywood
協力:愛知県立芸術大学、中日本興業株式会社、株式会社新東通信、BVコミニュケーションズ株式会社、株式会社B-Side Standard
会場:ミッドランドスクエア シネマ2、ウインクあいちほかを予定
<映画祭公式HP>https://aniaff.com/

《杉本穂高》

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杉本穂高

Branc編集長 杉本穂高

Branc編集長(二代目)。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。

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