東京国際映画祭と併催されるマルチコンテンツマーケット「TIFFCOM 2026」内で開催される資金調達企画「第7回 Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)」は、参加企画の応募締切を2026年7月31日(金)まで延長した。
TGFMは、長編実写映画および長編アニメーション企画を対象に、完成に向けた不足資金の調達や国際共同製作、配給・セールスのパートナー探しを支援する国際企画マーケット。日本、アジア、欧米など世界各国のプロデューサーと、国際的な業界キーパーソンを結びつける場として展開されている。
長編実写・アニメ企画の資金調達を支援
Tokyo Gap-Financing Marketは、映画資金調達に特化した企画マーケット。2020年に第1回が開催され、2026年で第7回を迎える。
「ギャップ・ファイナンシング」とは、制作予算の一部をすでに確保している企画が、完成に必要な残りの資金やパートナーを探す資金調達手法を指す。TGFMでは、こうした段階にある長編実写映画や長編アニメーション企画を対象に、資金調達や国際展開につながる商談機会を提供している。
参加プロジェクトには、プロデューサー、セールス会社、配給会社、投資家、放送関係者など、国際的な映像産業のキーパーソンとの1対1ミーティングが用意される。資金調達だけでなく、国際共同製作、海外セールス、配給、放送展開など、企画の完成と流通を見据えたパートナー形成の場としても活用されている。
予算60%以上を確保したアジア関連企画が対象
TGFMの応募条件には、「全予算の60%以上を確保していること」が設けられている。完成に向けた資金計画が一定程度進んでいる企画を対象とすることで、商談の具体性を高め、実現可能性の高いプロジェクトが集まる仕組みとなっている。
また、TGFMはアジアの国・地域からの企画、またはアジア要素を持つ企画にフォーカスしている。
映画・アニメーション産業では、国際共同製作や海外配給、グローバルな資金調達の重要性が高まっている。TGFMは、資金調達のゴールが見え始めた企画に対し、国内外のパートナーと直接出会う機会を提供することで、完成に向けた資金調達や国際展開を後押しする。
カンヌなど国際映画祭への展開実績も
TGFMでは、2020年の第1回開催以降、参加企画から世界の国際映画祭に公式出品される作品が生まれている。過去参加企画は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、アヌシー、ロカルノ、東京などの国際映画祭で紹介されてきた。
その一例が、カンヌ国際映画祭「監督週間」に公式選出された『9 Temples to Heaven』だ。同作には、アピチャッポン・ウィーラセタクンもプロデューサーとして参加している。Sompot Chidgasornpongse監督とプロデューサーのKissada Kamyoung氏は、TGFM公式サイトに掲載されたインタビューで、Tokyo Gap-Financing Marketについて「非常に重要な節目となった」と振り返っている。
両氏は、TGFMで資金調達の機会を得ただけでなく、マーケット終了後も作品を信じて応援し続ける人々と出会えたことが大きな財産だったと語っている。また、今後TGFMへの参加を考えるチームに対し、「とにかく応募してみること」と助言している。予定されたミーティング以外の対話にも心を開くことで、長期的な協力関係が生まれる可能性があるという。
第7回 Tokyo Gap-Financing Marketは、2026年10月28日(水)から10月30日(金)まで、東京ポートシティ竹芝 8F ポートスタジオで開催される。応募締切は2026年7月31日(金)。応募希望者は、募集要項を確認のうえ、エントリーフォームから申し込む形となる。
開催概要は以下の通り。
名称:第7回 Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)
開催期間:2026年10月28日(水)~10月30日(金)
会場:東京ポートシティ竹芝 8F ポートスタジオ
応募締切:2026年7月31日(金)
募集要項:https://tgfm.tiffcom.jp/wp-content/uploads/2026/05/ApplicationGuidline_TGFM2026JP.pdf

