ショート映画配信「SAMANSA」、TOHOシネマズ学生映画祭に賞を新設。学生監督に商業配信と制作支援の機会を提供

SAMANSAは学生映画に商業デビューと制作支援の機会を提供する賞を設立し、若手クリエイターのキャリア支援を強化する。

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ショート映画配信「SAMANSA」、TOHOシネマズ学生映画祭に賞を新設。学生監督に商業配信と制作支援の機会を提供
ショート映画配信「SAMANSA」、TOHOシネマズ学生映画祭に賞を新設。学生監督に商業配信と制作支援の機会を提供

ショート映画専門の配信サービス「SAMANSA」を運営する株式会社SAMANSAは、国内最大級の学生映画の祭典「第19回 TOHOシネマズ学生映画祭」において、新たに「SAMANSA賞」を設立することを発表した。

本賞は、優れた学生クリエイターに対し、同プラットフォームでの配信を通じた「商業デビュー」の機会と、次回作への制作支援を検討する権利を提供することを目的としている。


商業配信確約と次回作支援

今回新設された「SAMANSA賞」は、単なる名誉や賞金の授与にとどまらず、受賞後のキャリア形成を支援する特典設計となっている。

TOHOシネマズ学生映画祭のショートフィルムおよびショートアニメーション部門の応募作品から選出され、受賞者には賞金5万円に加え、以下の2つの副賞が授与される。

  1. SAMANSAでの配信確約(1年間):
    月額会員制サービス「SAMANSA」内での配信が行われる。受賞クリエイターに対して配信に伴うライセンス料が支払われる

  2. 次回短編作品の共同制作検討権:
    受賞者の次回作企画に対し、SAMANSAが出資や制作支援を検討する。一過性の表彰で終わらせず、継続的なキャリア支援を行う意図が含まれている。

設立の背景:世界基準の作品と並ぶ「土俵」を用意

SAMANSAは、アカデミー賞受賞作を含む世界中の良質なショート映画(30分以下)を500作品以上(2025年10月時点)配信しているプラットフォームだ。今回の賞設立には、日本の若き才能を、世界のトップクリエイターと同じ「土俵」に上げ、正当に評価される土壌を作りたいという狙いがある。

デジタル化によって映像制作の敷居は下がった一方で、映画としての強度を持つ作品を適切な市場へ届けるハードルは依然として高い。

同社代表取締役の岩永祐一氏は、「作り手が『学生か、プロか』という境界線を取り払い、純粋に『面白い物語』が正当に評価される世界を作る」とコメントしており、業界のリーディングカンパニーであるTOHOシネマズとの連携を通じて、人材発掘と育成を加速させる方針だ。

「TOHOシネマズ学生映画祭」は、今回で第19回目となり、2026年3月30日にTOHOシネマズ 大井町で開催される予定だ。

なお、同映画祭の作品応募締切は2026年2月2日までとなっている。

【開催概要】第19回 TOHOシネマズ学生映画祭

《Branc編集部》

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