2025年9月4日から14日にかけて開催される第50回トロント国際映画祭(TIFF)は、映画産業関係者向けの主要イベント「インダストリー・カンファレンス」を9月5日から9日まで開催することを発表した。50周年の節目を迎える本年は、シリーズ作品やイノベーションへの焦点を強化。新たに世界の配給・買い付け担当者(バイヤー)に焦点を当てたセッションを新設し、グローバルな映像ビジネスのハブとしての機能をさらに拡充する。
今回のカンファレンスは、2026年にローンチが予定されている新たな大規模マーケット「TIFF: The Market」への布石と位置付けられている。この新マーケットはカナダ政府およびテレフィルム・カナダからの資金援助を受け、世界の映画、テレビ、そしてイノベーション産業を前進させることを目的とした7日間のイベントとなる計画である。
カンファレンスは「Visionaries」「Dialogues」「Perspectives」「Microsessions」「Spotlight」、そして新設の「Buyers in Focus」という6つの柱で構成され、ビジネス開発、取引機会の創出、ネットワーキングの場を提供する。