TBS『KASSO』、AIM Entertainmentと組み北米市場へ本格進出

スケボー版SASUKEとも言われる『KASSO』はSNS成功を背景にAIMと北米進出し、ローカライズやビジネス展開を強化、IP価値最大化を図る。

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TBS『KASSO』、AIM Entertainmentと組み北米市場へ本格進出
TBS『KASSO』、AIM Entertainmentと組み北米市場へ本格進出

TBSテレビが制作する新感覚のスケートボード番組『KASSO』が、AIM Entertainmentを戦略的パートナーとして北米市場への本格的な展開を開始する。SNSでの世界的な成功を足掛かりに、ローカライズ戦略と包括的なIP展開で、グローバルコンテンツとしての飛躍を目指す。


SNSでの世界的ヒットが追い風に、スケートボード版『SASUKE』が海外へ

『KASSO』は、巨大で独創的なセクションにスケーターが挑むフィジカルゲームショーであり、その斬新なコンセプトから「スケートボード版SASUKE」とも称される。番組放送後、InstagramなどのSNSでショート動画が爆発的に拡散。特にスケートボードの本場である米国を中心に、英国、ブラジル、中国などグローバル規模で注目を集め、中には1000万回以上再生される動画も生まれるなど、「カリフォルニアでKASSOを知らないスケーターはいない」と言われるほどの高い認知度を獲得している。

このSNSでのオーガニックな成功は、コンテンツの海外展開において強力な追い風となる。すでに確立されたファンベースと認知度を基盤に、満を持して北米市場の開拓に乗り出す形だ。

AIM Entertainmentが包括的支援、ローカライズとビジネス展開を加速

今回の北米展開におけるAIM Entertainmentの役割は多岐にわたる。現地のトレンドリサーチや市場のニーズに合わせたマーケティング戦略の策定はもちろん、言語や文化の壁を越えるためのローカライズを主導する。

さらに、単なる番組販売に留まらない包括的なビジネス展開を支援。北米市場におけるスポンサー企業の獲得、現地パートナーとの協業、イベントの企画・実施、そして制作体制の構築までをサポートし、『KASSO』の北米市場における成功を確実なものにしていく構えである。これは、TBSグループが掲げるグローバル戦略「EDGE(Expand Digital Global Experience)」を体現する動きと言えるだろう。

IP価値の最大化へ、マーチャンダイジングも見据えたグローバル戦略

本パートナーシップの最終的な目標は、『KASSO』というコンテンツIP(知的財産)の価値を最大化することにある。将来的には、番組の世界観を活かしたグッズ開発やECサイトでの展開といったマーチャンダイジングにも着手する計画だ。

映像コンテンツを核としながらも、イベント、ライセンス、マーチャンダイジングといった多角的な事業展開を行うことで、強固なブランドを構築する。TBSテレビのコンテンツ創造力と、AIM Entertainmentが持つメディアミックスのノウハウ。両社の強みを融合させることで、『KASSO』はスケートカルチャーとエンターテインメントを繋ぐグローバルブランドへと進化を遂げる新たな挑戦を推進していく。

《Branc編集部》

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