エンタメ・コンテンツ領域で資金調達を目指すスタートアップ向けプログラム「TCIC Pitch Campus 2025」が募集開始

東京都の創業支援施設TCICが主催する短期集中型アクセラレーションプログラム「TCIC Pitch Campus 2025」が、2025年5月7日より参加者の募集を開始した。対象はアニメ、ゲーム、XRといったエンタメ・コンテンツ領域で資金調達を目指すスタートアップ。応募締切は6月5日まで。

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「TCIC Pitch Campus 2025」
「TCIC Pitch Campus 2025」

東京都の委託を受けて株式会社ツクリエが運営する東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)は、エンタメ・コンテンツ関連領域に特化したアクセラレーションプログラム「TCIC Pitch Campus 2025」を開催する。本プログラムは、資金調達を目指す法人・起業準備中の個人に向けて、全6回にわたるビジネスモデルのブラッシュアップおよび投資家向けピッチスキルの向上を支援する内容となっている。

2カ月で資金調達力を強化 業界専門家による伴走支援

TCICは、東京都が設立したコンテンツ産業創業支援施設で、インキュベーションオフィスの提供にとどまらず、ビジネス相談、イベント開催、ネットワーキングの場づくりなど、多様な支援施策を展開。東京都内のコンテンツ産業の発展を目指している。

「TCIC Pitch Campus 2025」は、スタートアップで資金調達を目指す人向けに、ビジネスモデルのブラッシュアップや投資家向けピッチのスキルアップを向上するための、コンテンツ関連領域に特化した全6回の無料のアクセラレーションプログラムを提供する。

2025年6月23日から8月27日までの約2カ月間にわたり実施され、ピッチ演習・個別面談・メンタリングなどを通じて参加者の事業構築と資金調達の成功確率を高めることを目的とする。全プログラムは原則無料で、東京都中野区のTCICおよびオンラインで開催される。

最終回「Demo Day」では、実際のベンチャーキャピタル(VC)や金融機関、コンテンツ事業会社を前にピッチできる。この機会を通じて、資金提供者とのマッチングや事業提携のきっかけづくりが可能となる。

豊富なメンター陣が参加 起業経験者からVCまで幅広く支援

プログラムには、投資家・VC・金融機関・クリエイティブ業界のプロフェッショナルなどが多数登壇する。たとえば、日本政策金融公庫の佐藤俊太氏や、Z Venture Capitalの亀岡千泰氏、インキュベイトファンドの竹之内結斗氏、三菱UFJキャピタルの小西健人氏などがメンターとして参加。クリエイター出身の起業家であるネイロ株式会社の平井武史氏も登壇予定だ。その他、TCICのインキュベーションマネージャー陣も登壇予定だ(詳細はこちら)。

応募条件とスケジュール

参加対象は、コンテンツ産業で創業し、デッドまたはエクイティ資金調達を目指している法人または法人設立を目指している個人。条件は以下の3つとなる。

① コンテンツ産業において、自社IPまたはサービス開発を行なっている、もしくは予定があること

② 資金調達を目指している、もしくは予定があること

③ 全6日程にすべて参加可能であること(Day1とDemo Dayはフィジカル開催)

応募期間は2025年5月7日(水)~6月5日(木)23:59まで。Peatix上の告知ページからの事前申込みが必要で、6月12日までに審査結果が通知される予定となる。

《Branc編集部》

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