米国のドラマシリーズ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」の人気により、シーズン3のロケ地となったタイへの注目が高まり、ソーシャルメディアで話題に上る率が60%も増加したという。
「ホワイト・ロータス」は、シーズンごとにキャストの大半と舞台が入れ替えになるアンソロジーシリーズ。日本ではU-NEXTにて独占配信されている。シーズン1はハワイ、シーズン2はイタリアのシチリア島、シーズン3はタイのサムイ島が舞台となり、実際にサムイ島でロケが敢行された。
このデータは、X、YouTube、Reddit、Tumblrでの投稿に基づいており、2月16日から26日までの間にソーシャルメディア上で「ホワイト・ロータス」は50万人近くの投稿者により、約138万5,000回近く言及されたという。会話は840万件以上のエンゲージメント(いいね!やコメント)を獲得し、タイについて具体的に言及した投稿は85%がポジティブな反応だった。
タイのホテルやタイ・レストランの予約が増加
シーズン3の舞台がタイになることはリリース前から話題となり、インターネットでの検索回数が急増していた。新シーズンの配信開始から2週間で、サムイ島への旅行検索はシンガポールで115%、米国で95%、オーストラリアで70%増加し、旅行予約サイトTrip.comではサムイ島への航空券とホテルの予約が前年比で約30%増加している。
また現地だけでなく、タイ以外の国でのタイ・レストランの予約も増え、予約サービスOpenTableによると、番組初回放送後の1週間でアメリカのタイ料理レストランの予約が16%増加したという。
リゾート地を舞台とする本作は過去シーズンでも観光客を惹き付ける要素が強く、「White Lotus effect(ホワイト・ロータス効果)」とも言われるほどだ。
タイで撮影するハリウッド作品も増加中
実は「ホワイト・ロータス」は、タイで撮影された数多くの作品の一部に過ぎない。