ハリウッドのエンターテインメント労働組合が、カリフォルニア州の映画・テレビ税控除プログラム拡大のために州都サクラメントへ向かい、ロビー活動を開始したことが明らかとなった。
Varietyによると、エンターテインメント労働組合が掲げている「カリフォルニアを前進させよう(Keep California Rolling)」と題したロビー活動は、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が最近提案した、州の税額控除プログラムを年間3億3,000万ドル(現為替で約496億円)から7億5,000万ドル(約1,130億円)に倍増する提案に続くもの。ロビー活動は、カリフォルニア州から映画・テレビ制作の流出を抑制するための重要な動きとなり、税控除プログラムの拡大により、州内の雇用を引き続き最優先事項として促すことを目的としている。ロビー活動に参加している組合は、アメリカ音楽家連盟、 SAG-AFTRA(映画俳優組合 - 米国テレビおよびラジオ芸術家連盟)、WGAW(西部全米脚本家組合)、全米監督組合、北米労働者国際連合など。彼らはサクラメントで3月4日~5日にわたり、ニューサム知事が提案した映画・テレビ税控除の増額と、プログラムをさらに強化する2つの法案のためにロビー活動を行う。