ディズニーの内部情報流出後、ハリウッドで大規模ハッキングの恐れが高まる

実際にここ数ヶ月でRokuやLive Nation、AT&Tなどエンターテイメント企業のハッキング被害が米国でも増加している。

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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ディズニーの内部情報が流出した件を受け、ハリウッドで大規模ハッキングに対する恐れが高まっている。

Varietyによると、7月15日(現地時間)、「Nullbulge」と名乗るハッカー集団が、ディズニーの従業員が社内で使用しているコミュニケーションツール「Slack」に侵入。ハッカー集団は、1テラバイト以上もの通信内容や画像、ログインなどの膨大な情報を盗んで流出させたと主張している。

Nullbulgeは、「アーティストの権利を保護し、彼らの作品に対する公正な報酬を確保する」ことを目的に、狙うターゲットを定めていると主張。昨年、ハリウッドで起きた脚本家と俳優組合のダブルストライキでは、スタジオのAI(人工知能)使用から組合員の権利を守ることが大きな論点となっていた。ハッキング集団のスローガンを考えると、映画スタジオをはじめとするエンターテイメント企業が狙われる可能性は大きいだろう。

ハッキング被害に遭うエンターテイメント企業が続出

The Hollywood Reporterによると、実際のところ、すでに過去数ヶ月で、メディアやエンターテイメント企業が次々とハッキング被害に遭っているという。


《Hollywood》

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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行と料理、読書とカメラ。

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