ディズニーの内部情報が流出した件を受け、ハリウッドで大規模ハッキングに対する恐れが高まっている。
Varietyによると、7月15日(現地時間)、「Nullbulge」と名乗るハッカー集団が、ディズニーの従業員が社内で使用しているコミュニケーションツール「Slack」に侵入。ハッカー集団は、1テラバイト以上もの通信内容や画像、ログインなどの膨大な情報を盗んで流出させたと主張している。Nullbulgeは、「アーティストの権利を保護し、彼らの作品に対する公正な報酬を確保する」ことを目的に、狙うターゲットを定めていると主張。昨年、ハリウッドで起きた脚本家と俳優組合のダブルストライキでは、スタジオのAI(人工知能)使用から組合員の権利を守ることが大きな論点となっていた。ハッキング集団のスローガンを考えると、映画スタジオをはじめとするエンターテイメント企業が狙われる可能性は大きいだろう。