北米興収ランキングで『君たちはどう生きるか』がトップに、『ゴジラ-1.0』が第3位で日本映画が躍進

『君たちはどう生きるか』は、北米興行収入ランキングでナンバーワンになった史上初のオリジナルアニメーション映画に!

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『君たちはどう生きるか』
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©2023 Studio Ghibli

Varietyによると、北米興行収入ランキングで、宮崎駿監督の新作アニメ映画『君たちはどう生きるか』がトップに輝くと同時に、『ゴジラ-1.0』が3位に食い込み、日本映画が大きな躍進を見せていることが明らかとなった。

12月10日(日)付けの北米週末興行収入ランキングで日本のオリジナル作品として初めて首位となった『君たちはどう生きるか』は、オープニング週末に1,280万ドル(約18億6,300万円)を叩き出した。IMAXをはじめとする、プレミアムフォーマットや大型映画館で上映されたことも興行収入に貢献したと見られる。また、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』やDC映画『アクアマン/失われた王国』など、クリスマスホリデー期間を狙った大作映画とリリース週がずれていたことも追い風になったようだ。

『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿監督10年ぶりとなる長編アニメーション映画で、監督が少年時代に手にしたという、吉野源三郎による同名小説のタイトルが冠されている。母親を火事で亡くし、父親の勝一と共に田舎の「青サギ屋敷」へ引っ越してきた11歳の眞人(まひと)を主人公に、人間に姿を変えられる不思議な青サギに導かれ、眞人が生と死が一体となった世界に迷い込んでいく様が描かれる。

米国版の声優陣には、ドラマ「YOU ―君がすべて―」などのルカ・パドヴァンが眞人役、『ダークナイト』シリーズの主演で知られるクリスチャン・ベールが勝一役、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のロバート・パティンソンが青サギ/サギ男役、『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役でおなじみのマーク・ハミルが大叔父役を演じ、錚々たる顔ぶれが揃っている。


批評家からのレビュー評価も高く、12月10日(日)にはロサンゼルス映画批評家協会賞とボストン映画批評家協会賞のアニメ映画賞を受賞するなど、賞レースにおいても大きな注目を集めている。

『ゴジラ-1.0』は北米で公開された日本の実写映画として最高興収を記録

対する『ゴジラ-1.0』は、オリジナル映画『ゴジラ』の公開70周年を記念した作品。焦土と化した戦後の日本を舞台に、太平洋戦争中に大戸島で伝説の生物“呉爾羅”と遭遇した特攻兵、敷島浩一を主人公に描かれる。The Hollywood Reporterによると、米国で12月1日(金)に公開スタートした同作は、現時点で北米興行収入が2,530万ドル(約36億8,000万円)に達し、北米で公開された日本の実写映画として最高興収を記録している。

現在、米国ではちょっとした「ゴジラ」ブームが巻き起こっており、Apple TV+ではレジェンダリーとワーナー・ブラザース・ディスカバリーが、「ゴジラ」を中心に展開するモンスター・ヴァースの第1弾ドラマ「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」が11月17日(金)より配信開始に。複数エピソードで日本が舞台となり、東京でロケが敢行されたシリーズの主要キャストに多数の日系人俳優が名を連ねていることも、『ゴジラ-1.0』の米国におけるヒットを後押ししたのではないかと予想される。また、2021年に公開された『ゴジラvsコング』の続編映画『Godzilla x Kong: The New Empire(原題)』の予告編が、『ゴジラ-1.0』の米国公開とほぼ同時期に初お披露目となっていた。

なお、12月10日(日)付けの興行収入ランキングで、『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』に挟まれる形で2位となったのは、『ハンガー・ゲーム』シリーズの前日譚映画『ハンガー・ゲーム0』だった。

《Hollywood》
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ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行と料理、読書とカメラ。

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