ソニー・ピクチャーズ、英ガーディアン紙とファーストルック契約を締結

ガーディアン紙の報道を優先的に映画化およびテレビ化する権利を獲得。

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ソニー・ピクチャーズ、英ガーディアン紙とファーストルック契約を締結

The Guardianトップページより

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(以下SPE)が、英国の新聞・ガーディアン紙と独占的なファーストルック契約を結び、ガーディアン紙の報道を優先的に映画化およびテレビ化する権利を獲得したとThe Hollywood ReporterおよびVarietyが報じている。

この契約によって、SPEは視聴覚コンテンツの開発を目的として、ガーディアン紙の世界的なジャーナリズムすべてに対する独占的ファーストルック権を獲得した。SPEとそのグループ組織は、ガーディアン紙の現在および開発中のニュース記事、ブログ、コラム、ビデオ、ポッドキャストにわたる200 年の歴史を含むアーカイブにアクセスできるようになる。

SPEは、「ザ・クラウン」(レフト・バンク・ピクチャーズ)、「ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤」(バッド・ウルフ・スタジオ)、「セックス・エデュケーション」(イレブン・フィルム)などのコンテンツ制作会社の親会社である。この提携契約はこれらの制作会社にもまたがっており、そのほかコロンビア・ピクチャーズ、TriStar、スクリーン ジェムズ、3000 Picturesらの映画部門を含む米大手映画会社にも及ぶとのこと。さらに、SPEとガーディアン紙は3つのオプション契約を結んでおり、間もなく発表されるとのことだ。

ガーディアン紙は、Netflix、BBC、Skyとも同様の契約を結んでいる。ガーディアン・グループは、2020年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したアンソニー・ジアッキーノのドキュメンタリー『Colette(原題)』や、2019年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートされたエド・パーキンスの『Black Sheep(原題)』を配給しており、今後ほかの作品も計画段階にあるとのことだ。

ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン国際部門代表のウェイン・ガーヴィー氏は声明で、「ガーディアン紙の過去、現在、そして未来における並外れたジャーナリズムを活用し、新世代のドラマ、ドキュメンタリー、映画を制作できることは、ソニー・ピクチャーズにとって信じられないほどエキサイティングな機会です」と述べている。

ガーディアン紙・メディア・グループのキース・アンダーウッド最高財務責任者(CFO)は「ガーディアン紙のジャーナリズムは、近年アカデミー賞やBAFTA賞を受賞した実績があります。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは、業界をリードする開発、制作、配給の専門知識を世界規模で提供しており、この契約はガーディアン紙のジャーナリズムをより多く映画化するという私たちの相互コミットメントと共通の情熱を反映しています」とコメントしている。

《伊藤万弥乃》
伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。