下北沢のVHS喫茶「TAN PEN TON」を手がける映画レーベルNOTHING NEWが、映画自販機「NOTHING NEW」を12月8日(金)AM0時よりオープンすることを発表した。
「NOTHING NEW」はAM0時~4時の間のみインターネット上に現れる“自動販売機型”映画プラットフォーム。才能豊かな新鋭監督によるオリジナル作品を“深夜のみ”販売しており、自動販売機の中にある再生機で映画を鑑賞できる。そして作品をシェアしてクリエイターを応援できる独自の「ダビングシステム」も採用。購入した作品を“ダビング購入”し知人にシェアすることで、その収益のうち70%が監督に還元される。
第一弾作品として、NOTHING NEW初のオリジナル・ホラーショートフィルム作品集『NN4444』の公開が決定。国内外の映画祭・広告賞などで高く評価される監督4名が、映画界の未来を担う俳優とともに、現代社会における同調圧力や不条理をそれぞれの視点から描く。また、『NN4444』のメインビジュアルは、自ら設計したAIと作品を手がける現代アーティスト・岸 裕真(Yuma Kishi)が担当。4作品が描く同調圧力や不条理について岸オリジナルのAIが学習し、新しい人間の肖像画を制作した。
NOTHING NEW コメント
深夜に生まれる衝動。
まだ言葉になっていない感情。
強い光を放つ才能。深夜にしか現れない自販機に、
生まれたばかりのそれらを閉じ込めました。
次の日に学校や仕事がある人には、
鑑賞をおすすめしません。
現代アーティスト 岸裕真 コメント人間には想像もつかない未知の領域へ、何も遠慮もないままに繋ぐ”回路”をホラーというジャンルは提供します。
“回路”という概念が生まれたのは1941年。当時ウィルヘルム・カウアーが発表した電気回路理論を揶揄して、人々は「ブラックボックス」と呼びました。
現代の「ブラックボックス」であるAIは、私たちをどこへ繋げるでしょうか。そんな問いを考えるべくNN4444の映像を学習してみた一つの結末を、今回メインビジュアルの作品として提出しました。