Netflixブログより
Netflixがモバイルデバイス向けに様々なゲームをリリースし始めてから2年が経つが、ユーザーがコンピューターやネットに接続したテレビで、ゲームをプレイできるようにする取り組みを本格的に始動させたことが明らかとなった。
Netflixのブログによると、8月14（月）よりカナダと英国のユーザーは、互換性のあるスマートTVなどの一部のテレビ、およびPCとMacでは「netflix.com」を介し、ブラウザにストリーミングされたゲームをプレイできるようになるとのこと。今後、数週間にわたって両国における「少数」の加入者に対して、期間限定でベータテストが展開される予定だ。テレビでゲームをプレイする場合は、Netflix専用ゲーム・コントローラーをダウンロードしてスマートフォンをコントローラーとして使用する。テレビ自体は、Amazon Fire TVストリーミングメディアプレーヤー、Chromecast with Google TV、LG TV、Nvidia Shield TVなど一部のデバイスでプレイが可能で、追加のデバイスは「継続的に」追加されるとのこと。なお、PCとMacではキーボードとマウスを使って操作することになる。
ブログの投稿内で、Netflixゲーム部門で部長を務めるマイク・ベルドゥ氏は限定ベータ版について、「当社のゲーム・ストリーミング・テクノロジーとコントローラーをテストし、メンバーの体験を長期的に向上させることを目的としています」と説明している。
Varietyによると、ベータテストで使用されるゲームは、2021年9月にNetflixが買収したインディ・ゲームスタジオNight School Studioの「Oxenfree」と、Molehewの宝石採掘アーケードゲーム「Mining Adventure」の2本だ。ベルドゥ氏は、「より多くのデバイスでゲームを利用できるようにすることで、世界中のメンバーが、もっと簡単にゲームをプレイできるようにしたいと考えています。我が社のゲームへの取り組みは初期段階にありますが、ゲームでメンバーに喜びをもたらせることに興奮しています。ベータのテスターから寄せられるフィードバックに耳を傾け、今後も取り組みを続ける中で、さらに多くのことを共有できることを楽しみにしています」とも綴っている。
現在、Netflixはモバイルラインナップに70のゲームを揃えており、2023年末までに約95のゲームを提供することを目指しているという。最近導入されたタイトルには、ZeptoLabの「カット・ザ・ロープ・デイリー」、Netflixの人気ドラマを基にしたRipstoneによる「クイーンズ・ギャンビット: チェス」、Nanobitの「ザ・ジレンマ: もうガマンできない?! 2」などがある。
