ドコモと吉本興業HDが業務提携、株式会社NTTドコモ・スタジオ&ライブ事業を開始

第一弾として「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」の映像コンテンツ制作に取り組む。

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NTTドコモと吉本興業ホールディングスは、映像コンテンツ制作やライブ制作、アーティストの企画開発によるエンターテインメントビジネス拡大を目的に業務提携について合意したと発表した。

本業務提携に伴い、吉本興業ホールディングスのFANY Studioが第三者割当の方法により発行する株式をドコモが引き受けることなったとのこと。FANY Studioは2023年5月1日(月)から「株式会社NTTドコモ・スタジオ&ライブ」(以下、ドコモ・スタジオ&ライブ)として、映像コンテンツ制作事業、音楽をはじめとするライブ事業、アーティスト開発事業の3事業を開始する。

今回新たに事業開始するドコモ・スタジオ&ライブでは、「FANY Studio」のブランド名でドコモが保有する約9,300万人(※1)の会員基盤やドコモの新しい映像メディア「Lemino」、ドコモが運営するアリーナ、タワーレコードなどのリアル/オンラインでの販売チャネルなどのアセットと、吉本興業グループが保有する映像コンテンツ、制作ノウハウ、プロデュース人材や音楽アーティストなどのアセットを組み合わせ、エンターテインメントビジネスの拡大を目指す。

第一弾として、LAPONEエンタテインメント(※2)が主催するオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」の映像コンテンツ制作に向けて取り組み、今後は幅広い分野におけるエンターテインメントビジネスの拡大に乗り出すとのことだ。

映像コンテンツ制作事業では、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」に加えて、吉本興業グループのコンテンツ制作ノウハウを武器に、自社で投資する自主制作と制作受託の両方に取り組み、グローバルに通用するコンテンツの企画開発・プロデュースを行う。さらに、保有するIP(知的財産)を用いた2次利用や海外に向けたフォーマット展開によるIPビジネスを行う。また、「Lemino」への独占配信によるコンテンツの視聴を拡大していくほか、さまざまなプラットフォームにもコンテンツを供給していく。

ライブ事業では、吉本興業グループが権利を有するアーティストをはじめ、幅広いエンターテインメントのライブ・イベント主催や興行制作を行っていく。開催するライブはドコモが運営に参画するアリーナや最先端のテクノロジーを活用し、アーティスト・ファンのニーズに応えた会場内外の演出により新たな観賞体験を提供する。

アーティスト開発事業では、オーディション番組などからアーティストを生み出し、育成、マネジメントを行う。開発するアーティストは「Lemino」などにおける独占配信コンテンツでの露出や、ドコモの会員基盤を活用したマーケティングソリューションにより、ファンエンゲージメント向上・ファン拡大に取り組む。さらに、開発したアーティストのライブ主催に加え、ファンクラブ運営、CD/DVD・グッズ販売などアーティストに関連する事業を展開する。

※1 2023年2月時点
※2 株式会社LAPONEエンタテインメントは、アーティストマネジメント事業などを行う吉本興業ホールディングス株式会社と株式会社CJ ENMの合弁会社。

《Branc編集部》