米国最大の映画館チェーンであるAMC、座席ごとに異なる料金システムを開始

アメリカ最大の映画館チェーンであるAMCは、「Sightline at AMC」としてチケットの価格を座席の位置に基づいて設定することを発表した。座席を3層に分け、2月10日(金)よりニューヨーク、シカゴ、カンザスシティで開始される。

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Photo by Mario Tama/Getty Images AMCシアター

アメリカ最大の映画館チェーンであるAMCは、「Sightline at AMC」としてチケットの価格を座席の位置に基づいて設定することを発表した。座席を3層に分け、2月10日(金)よりニューヨーク、シカゴ、カンザスシティで開始される。

この取り組みは、午後4時以降の上映に適用され、すべての映画チケットが5ドルに割引されるDiscount Tuesdaysには適用されない。2023年末までに、すべてのAMCおよびAMC Dine-inロケーションに展開される予定となっている。

「スタンダードサイトライン」は、観客席で最も一般的な座席で、従来のチケット料金で利用できる。「バリューサイトライン」は、主に前方の座席と、障害を持つ人がアクセスできる一部の座席に適用され、無料のAMC Insider会員を含むAMC Stubs会員にのみ安価で提供されるものである。「プリファードサイトライン」は、客席の中央部に位置し、標準席より少し高い料金になる。一方、AMC Stubs A-Listに登録していると、追加料金なしでこれらの席を予約することができる。

AMCの最高マーケティング責任者であるエリオット・ハムリッシュ氏は「『Sightline at AMC』は、AMCの座席価格のアプローチを他の多くの娯楽施設とより密接に一致させます」「我々は、特定の席を優先する映画ファンや、価値のある映画を優先する人々がいることを知っています」と述べている。

Source:AMC Theatres Newsroom
《伊藤万弥乃》
伊藤万弥乃

伊藤万弥乃

海外映画とドラマに憧れ、英語・韓国語・スペイン語の勉強中。大学時代は映画批評について学ぶ。映画宣伝会社での勤務や映画祭運営を経験し、現在はライターとして活動。シットコムや韓ドラ、ラブコメ好き。