第一回新潟国際アニメーション映画祭、11月1日よりエントリー開始 審査委員長は押井守

第一回新潟国際アニメーション映画祭のエントリー作品の募集が、11月1日(火)より開始する。

グローバル マーケット&映画祭
第一回新潟国際アニメーション映画祭、11月1日よりエントリー開始 審査委員長は押井守
第一回新潟国際アニメーション映画祭、11月1日よりエントリー開始 審査委員長は押井守

第一回新潟国際アニメーション映画祭のエントリー作品の募集が、11月1日(火)より開始する。

本映画祭は、5月23日にカンヌ、東京、新潟と異例の3都市同時中継記者会見にて開催を発表した、今年が第一回となる映画祭。⻑編アニメーション映画のコンペティション部門をもつアジア最大の祭典として、新潟から世界へアニメーション文化を発信する。

「新潟国際アニメーション映画祭」はなぜ今開催されるのか?

いまや世界中のどこででも見ることができるアニメーションは、日本を代表する文化となった。しかしその文化を維持するためには、文化価値の共有や作品への評価、人材やスタジオが持続する基盤を作る必要がある。一方で現在のアニメーション文化は、「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専門家」と「大衆」と様々に分断され、十分な力を発揮しているとは言えない点が課題として挙げられた。本映画祭は、そのような現状を打破し、中心的な役割を担うために作られたとのことだ。

第一回の審査委員⻑には押井守監督が就任、新潟はアニメの都市として国際化を目指す


新潟は、多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエーターを輩出し、2012年から10年間、「マンガとアニメを活用した街づくり構想」を実施。継続的なイベントとして「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(来場者約5万人)、1996年から全国対象で「にいがたマンガ大賞」も実施した。また、「新潟市マンガ・アニメ情報館」や蔵書1万冊を誇るマンガ図書館「新潟市マンガの家」を運営。マンガ家志望者のための家賃補助施設「トキワ荘」の設立や、マンガ雑誌編集部と結んだ無料「ON LINE添削」を実施するなど、日本有数の熱烈なアニメ・マンガ都市だ。新潟は本映画祭も含め、グローバル・アニメーションの原点として、世界のアニメーションの首都を目指している。

また、映画祭の第一回審査委員⻑を務めるのは、ジェームズ・キャメロンやスティーブン・スピルバーグら世界の監督達が賛辞を贈る、映画監督の押井守。ほか各国からの審査員の参加も予定している。

11/1(火)AM11:00よりエントリー作品の募集を開始する予定だ。

概要


エントリー作品募集の詳細:(※応募方法は映画祭公式ホームページにて記載)

1.映画祭開催期間:2023 年3月17日(金)~3月22日(水)
2.作品募集期間:2022年11月1日(火)午前11時~12月23日(金)午後11時
3.応募条件:40分以上(エンドクレジットを含むトータル時間数)のアニメーション作品。手法は問わない。
4.2020年1月1日以降に完成した作品であること。
5.日本語・英語以外を用いる作品は、応募時に英語字幕が付いていること。


英語表記:Niigata International Animation Film Festival
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
後援:経済産業省(後援申請予定)、外国映画輸入配給協会
企画制作:有限会社ユーロスペース+株式会社ジェンコ
特別協力:開志専門職大学/日本アニメ・マンガ専門学校
会期:2023 年 3 月 17 日(金)~22 日(水) 毎年開催
会場:新潟市⺠プラザ、開志専門職大学、T・ジョイ新潟万代、シネウィンド
公式ホームページ:https://niaff.net

《Branc編集部》

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