配給会社を通さず、米国の映画館に直接映画を届ける新システム「CinemaAirLane」の開発開始が発表

映画の企画プロデュース、配給宣伝等をおこなうAtemoの代表取締役・和田有啓氏が米国の映画館に直接映画を配給できる新システム「CinemaAirLane」の開発開始を発表。

サービスの開発に伴い、米国ロサンゼルスに新会社CinemaAirLane Inc.を設立した。

“CinemaAirLane”は、配給会社を通さず、映画の権利者が国境を越えて直接海外での劇場上映を実現できるシステム。

既存のビジネスモデルでは、世界各地に支社を持ち、配給網を整備している大手作品を除き、映画作品はその上映権が海外企業（主に配給会社にあたる）に購入されない限り海外の劇場で上映される事が困難であった。

本システムは、その商慣習を撤廃し、中間業者である配給会社を通さず、映画の権利者が国境を越えて直接海外での劇場上映を実現できるシステムとなっている。

「CinemaAirLane」のサービスは、米国の映画館とのマッチングから開始予定で、最初は製作国を問わず、英語字幕を持つ映画、もしくは英語を言語とする映画が対象となる。将来的には世界各国の映画館で作品の言語を問わずマッチングができるよう、サービスを拡大していく方針だ。