VR/メタバースほか、「Web3」の時代に Candeeが2022年上半期の動画マーケティング業界レポートを発表

動画制作・広告事業を行うCandeeが動画マーケティング業界に関する2022年上半期の総括レポートを発表。今後はZ世代の攻略がカギとなる?

テクノロジー Web3
これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表
これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表
  • これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表
  • これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表
  • これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表
  • これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表
  • これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表

動画制作・広告事業を行うCandeeは、動画マーケティング業界に関する2022年上半期の総括レポートを発表しました。

動画マーケティング市場の変化

動画マーケティングが活況になっている昨今、動画は1秒間あたり60万字分の情報を再現できると言われています。また、技術の発展によって動画を流すハードルが下がり、マーケティングにおける動画の重要性と需要が高まりました。

また、消費者もスマートフォンで動画を容易に閲覧できるようになりました。8期目をむかえているCandeeは、創業時からスマートフォン向けの動画に着目。さらに「スマホファースト」を掲げていち早く横型の動画から縦型の動画へ対応しました。そんな同社も、特に2021年から2022年にかけてはスマホ動画の需要が高まったことを感じているといいます。

動画マーケティングは、Z世代の攻略がカギ

近年の動画マーケティングでは、Z世代の攻略がカギとなります。Z世代の心をつかめば多くの世代に波及するからです。しかしマスメディア離れしているこの世代には、従来のマーケティング方法や戦略は通用しません。

Candeeが2022年2月14日~2月16日にかけて行なった調査「Z世代の動画広告に関する意識調査」では「Z世代の6割以上がTwitterの動画広告に嫌悪感を感じていない」という結果が出ています。

この調査から、攻略すべきZ世代は情報の受容に対してオープンであり、そんな層に向けてどのようにアプローチをするかがカギとなります。Candeeはライブeコマースアプリ「Live Shop!」を活用し、インフルエンサーを起用してZ世代を攻略するノウハウを蓄積し続けています。

Z世代を攻略する動画コンテンツの秘訣とは

Z世代への訴求には「トライブマーケティング」が欠かせません。「Tribe」は部族という意味で、トライブマーケティングは熱狂的なファンを持つインフルエンサーなどを中心にそのファンを巻き込み、部族が大きくなるようにコミュニティを作り上げる手法です。

一般的にSNS動画の長さは30秒が最適と言われていますが、ファン心理をきちんと突いたコンテンツであればさらに長尺の動画でも視聴してもらうことができ、商品やサービスの購入にもつながります。Candeeは2分ほどのWebCMや、10分尺となるドラマ仕立てのWebCMを分割して配信し成功した事例も見られます。

キャスティングの段階からターゲットに合わせた企画を作り込めば、セオリーに則らずとも有効なコンテンツたりえます。そうした実績を重ねてきたCandeeはTwitter社からも評価され、アライアンスパートナー第1号に認定されています。

LIVE配信はインタラクティブなコンテンツが成功に導く

スマホ動画において重要なのは「インタラクティブ性(双方向性)」です。上述の「Live Shop!」も「スマホ・縦型・生配信」という3段構えで行い、視聴者とのかけあいの中で映像物を作ってきました。スマホの生中継はテレビの生放送とは異なり視聴者のコメントが方向性に強い影響を及ぼすため、制作サイドがそれを想定して配信体制を組んでいます。

もう一つLIVEコンテンツにおいて重要なのは出演者の対応力です。アドリブ能力や、視聴者のコメントを盛り上げる力はあるか。有名な出演者でも、ただ単に台本を読むだけでは盛り上がらず、臨機応変に視聴者のコメントを上手く拾う力が求められます。

いかに視聴者がアクションを起こす回数を増やして、よりインタラクティブなコンテンツを作れるかがカギとなります。

スマートフォンとLIVEコンテンツの親和性

いつも身近にあるスマホは1日24時間を通してもっともよく触れる端末であることから、高い即時性を持ち、ユーザーが能動的に働きかけられるメディアになると考えています。それは、制作側も受け手が「手で画面を持っていること」を常に意識する必要があるということです。

ゲーム業界での変化を例に挙げると、パソコンで流行っていたゲームをそのままスマホに移し、当初ユーザーは横向きでプレイしていましたが、縦向きでプレイさせることで多くのヒットゲームが生まれました。このような流れは動画においても同様であり、スマホにアジャストする形になっていくでしょう。

スマホが日常に溶け込んだことで「今この瞬間にやっている」というLIVEコンテンツはとても高い親和性を持っています。防犯カメラのような単純かつ定点的な生配信が盛り上がらないように、良いLIVEコンテンツを作るための工夫や、スマホの機能・プラットフォームの仕様に合わせた体制を整えることが必要です。

VRやメタバースのLIVE配信など「WEB3時代」に突入

サイバーエージェント/オンラインビデオ総研デジタルインファクト調べの「国内動画広告の市場動向調査」によれば、動画の広告市場は全体的に右肩上がりとなっています。

しかしその内訳は動画広告の割合が多く、成長率でいえば広告よりも低い状態です。また、競合大手も制作市場に力を注ぎ始めています。Candeeはアフターコロナ時代が来ると、オンラインとオフラインの両方を実施するハイブリッド型の施策がスタンダードになってくると見込んでおり、オンラインで起きたことがリアルでも起きる連動施策を行うなど、従来の手法にとらわれないアプローチや、それをしっかりサポートすることが重要になると考えています。

CandeeはこれからもLIVEコンテンツを軸に、今後さらに生配信を行える環境が増える時代の到来を予期しており、VRでの生配信やメタバース上のLIVE配信も見られる「WEB3時代」においても、LIVEコンテンツの需要はあると考えています。

同社が実施した「VR・メタバースでのLIVE配信に関する実態調査」ではVR視聴環境が整っているZ世代の74.8%が「VRでの生配信を視聴した経験がある」と回答しており、さらにメタバース空間でのリアルタイム画像合成などのLIVE配信にも8割以上が興味を示しています。

Candeeは、スマホが普及したときに動画ファーストという流れが生まれたように、今後はさらに先のテクノロジーであるメタバースの流れが来ると考えており、テクノロジーの進化に合わせて一番最初にしかけていくフロントランナーでありたい、とレポートをまとめました。

これからはVR/メタバースの時代がくる―Candeeが動画マーケティング業界2022年上半期の総括レポートを発表

《蚩尤》

関連タグ