AIやブロックチェーンなどの技術を活用した映像関連事業を手掛けるmov株式会社は2026年9月30日、映像コンテンツの海外展開を支援するB2Bプラットフォーム「mover(ムーバー)」を本格ローンチしたと発表した。AI音声認識、AI字幕翻訳、Screener、大容量ファイル転送の4機能で構成され、2026年6月に公開したβ版を経ての正式提供となる。
AI音声認識から素材納品まで、映像の海外流通業務を1つのプラットフォームに集約
映像コンテンツの海外展開では、字幕制作、多言語翻訳、海外パートナーへの作品共有、大容量マスター素材の納品といった専門業務が発生する。とりわけ日本の映画・ドラマ・アニメでは日本語字幕データが存在しない作品も多く、音声から字幕を新規に制作する必要がある。展開先の国・地域が増えれば翻訳の時間とコストも増加し、作品共有と素材納品で別々のサービスを使い分ける業務負荷も生じる。
moverはこうした課題に対し、AI音声認識で映像・音声データから字幕のベースとなるテキストを自動生成し、AI字幕翻訳で多言語展開を効率化する。作品共有を担うScreenerはDRMとウォーターマークに対応し、視聴権限や視聴状況を管理しながら最大2000人までの視聴者設定が可能。大容量ファイル転送は法人向けの個別提供機能で、現在は一部顧客向けに提供されている。同社は、日本の映画・アニメの海外配信や劇場公開、ライセンス展開を通じて蓄積した実務知見をもとに開発したとしている。









