エイベックス・ピクチャーズは、多数の人気作品を抱える韓国のコンテンツ制作会社「スタジオドラゴン」と戦略的業務提携協定を締結した。第一弾の企画として、大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」の世界初のミュージカル化を発表。
この度、エイベックス・ピクチャーズ主催で、スタジオドラゴンが手がける大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」が、世界初となるミュージカルとして日本に上陸することが決定した。スタジオドラゴンは、「愛の不時着」や「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」など日本でも人気のある数々のヒット作品を生み出してきた韓国のコンテンツ制作会社だ。
今回ミュージカル化される「ヴィンチェンツォ」は2021年2月に韓国tvNでの放送と同時にNetflixでも世界配信され、日本では2021年9月までNetflix週間TOP10入りするなどロングヒットとなっていた。ミュージカル舞台版「ヴィンチェンツォ」では、ヴィンチェンツォ・カサノ役を和田雅成氏、ホン・チャヨン役を富田鈴花氏（日向坂46）が演じることが発表された。初演は2023年8月11日（金・祝）を予定している。
今回の業務提携協定にあたり発表会見が行われ、エイベックス・ピクチャーズの前野展啓（まえののぶひろ）取締役本部長とスタジオドラゴンのユ・ボンヨル統括部長が登壇。両社の施策についてコメントした。（以下、会見での発言箇所を抜粋）
スタジオドラゴン ユ・ボンヨル氏
スタジオドラゴンでは弊社で制作したドラマIPを幅広く活用していくISMU（IP Source Multi Universe）というユニバースな戦略を立てています。韓国ではすでに「愛の不時着」をミュージカル化しており、「マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～」といった作品も舞台化を予定しています。今回、日本での舞台化にあたりエイベックスとの業務提携をすることにしました。
エイベックス・ピクチャーズはミュージカルをはじめ、多様なコンテンツの舞台化の実績がある最大の企業だと考えています。スタートを切るというのは言葉でいうと簡単ですが、準備と決断には長い時間を要しました。決めてから、些細なことから大きなことまで両社で慎重に協議を行い、「ヴィンチェンツォ」の舞台化は大詰めの状況です。次のプロジェクトはまだ未定ですが、すでに話し合いは進めています。これからの取り組みにも期待していただきたいです。
エイベックス・ピクチャーズ 前野展啓氏
ひとつ言えるのは、今回の協定は継続性をもっておこなっていくということです。スタジオドラゴンはこれまでたくさんのヒット作を生み出し、今後ももっと作品数を増やしていきます。制作会社のトップランナーであるスタジオドラゴンとパートナーシップを組めることは非常に重要なポイントであると考えています。
大事にしているのは原作へのリスペクトです。エイベックス・ピクチャーズが入っての企画制作、キャストの力をかけ合わせたとき、新たなエンターテインメントが生まれることを確信しています。日本での韓国エンターテインメントの市場は伸びてきており、今回の取り組みををきっかけに両社の作品に興味を持ってもらいたいです。今回は舞台になりますが、エイベックス・ピクチャーズはIP活用にあたり様々な実績をもっており、自社作品も制作しています。今回の取り組みを皮切りに、アイデアの交換をしながら協業を広げていきたいです。まずは、第一弾となる「ヴィンチェンツオ」の舞台化にご期待ください。
今回の戦略的業務提携協定の締結により、エイベックス・ピクチャーズは韓国ドラマIPの取り扱いを通じて、自社の強みである舞台制作の新たな市場を開拓するほか、スタジオドラゴンは自社が保有するドラマIPの舞台化など、日本での事業拡大を推進していく。
※IP：Intellectual Propertiesの略で、知的財産のことを指す。エンターテインメント分野では、アーティスト、タレント、楽曲、アニメ・映像作品、キャラクター、ゲームなどがIPと呼ばれている。
ミュージカル「ヴィンチェンツォ」
■タイトル ミュージカル「ヴィンチェンツォ」
■原作 ヴィンチェンツォ（製作：スタジオドラゴン 脚本：パク・ジェボム）
■企画・プロデュース エイベックス・ピクチャーズ
■企画協力 スタジオドラゴン
■出演者
【ヴィンチェンツォ・カサノ】和田雅成【ホン・チャヨン】富田鈴花
【チェ・ミョンヒ】佐藤仁美
ほか
※出演者は変更になる可能性がございます。
2023年8月 神戸・東京・大阪にて開幕
チケット先行発売中
© 2021 Studio Dragon Corporation／MUSICAL VINCENZO 2023
公式サイト：https://vincenzo-musical.jp/
公式Twitter：https://twitter.com/Vincenzo_stage
