インボイス制度を考えるフリーランスの会、緩和措置も含めた制度反対署名18万筆を財務省へ手交

インボイス制度を考えるフリーランスの会(通称「STOP!インボイス」)は2月13日、これまでに届けられた18万162 筆の署名を「インボイス問題検討・超党派議員連盟」立ち会いの元、財務省へ手交する。

働き方 業界団体・行政
インボイス制度を考えるフリーランスの会、緩和措置も含めた制度反対署名18万筆を財務省へ手交
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インボイス制度を考えるフリーランスの会(通称「STOP!インボイス」)は2月13日、これまでに届けられた18万162筆の署名を「インボイス問題検討・超党派議員連盟」立ち会いの元、財務省へ手交する。

この手交に合わせて行う記者会見では、経営士、弁護士、ライブハウス経営者、産直の八百屋、ヨガ講師、CGクリエイターなど、業界・職種を超えた登壇者がそれぞれの業界・仕事の立場から反対の声を改めて表明する。

有志団体含めこの一年で約100名の政治家に陳情して分かったのは、制度を推進する与党議員すら、諸手を挙げてインボイス制度に賛成を示している人はいない、ということだった。そんな反対の声を受けて、政府・与党は2022年12月に「激変緩和措置」を発表したが、これに対して同会は改めて「緩和措置でなく制度のSTOPを」と訴え、声明文を発表。この投稿には『はじめの一歩』の漫画家・森川ジョージや『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役などの声優・緒方恵美をはじめ、延べ6081人が賛同の意思を表明し、30の団体が賛意を寄せた。緩和措置に対して多くの人が「STOP!」の声を上げたのは、これが制度導入時の3~6年間のみという時限措置であり、免税事業者の排除や事務負担といったインボイス制度が抱える根本的な問題の解消にはならないと感じている証左であると考えているとのことだ。

本年9月末日に登録締め切り、10月1日に実施予定のインボイス制度だが、「STOP!」の声を大きくするため、同会は全国の地方自治体へ陳情書を送付する予定。まずは都道府県及び政令指定都市への送付を行い、その後地方議会の動きを見ながら、範囲を広げていくことを計画している。

《Branc編集部》

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