博報堂、インドの独立系ブランドエージェンシーグループ「MA&TH Entertainment」の株式を取得

博報堂は、インドの独立系ブランドエージェンシーグループのMA&TH Entertainment Network Private Limited(以下、MA&TH社)の持分を過半数取得し、連結子会社化したことを発表した。

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博報堂、インドの独立系ブランドエージェンシーグループ「MA&TH Entertainment」の株式を取得
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博報堂は、インドの独立系ブランドエージェンシーグループのMA&TH Entertainment Network Private Limited(以下、MA&TH社)の持分を過半数取得し、連結子会社化したことを発表した。

MA&TH社はインドの映画配給会社やOTT事業者、プロデューサー、映画制作スタジオ、テレビ局、インターナショナルブランドなどのコンテンツ系クライアントを主要クライアントとするブランドエージェンシーグループ。2001年創業の独立系ブランドエージェンシーMarching Ants Advt. Pvt. Ltd(以下、MA社)と2007年創業のTrigger Happy Entertainment Pvt. Ltd(以下、TH社)をグループ傘下に収めた。

MA社は特に戦略、キービジュアル開発およびアクティベーションに強みを持っており、TH社はオーディオ・ビジュアルのプロモーション、映像制作とデジタルアクティベーションに強みを持ち、そのクリエイティブ力が世界でも高く評価されている。MA&TH社は現在、インド最大のエンターテインメントマーケティングエージェンシーの一つであり、毎年インドの映画やOTT番組の大部分のマーケティング活動に携わっていて、世界的な広告賞「カンヌライオンズ」などインド国内外での多数の受賞歴もある。

両社は、MA&TH社として2019年から同じオフィスでグループ一体になることで、シナジーを生み出し、成長が著しいインドのエンターテインメント業界におけるマーケティング戦略の構築から、クリエイティブ・コンテンツ制作、デジタルメディア、デジタルアクティベーションなど幅広いサービスをワンストップで提供している。

MA&TH社はこれまでも、インドのニューデリーに拠点を置く博報堂グループのマーテック・デジタルエージェンシーのAdGlobal360社、およびアクティベーションエージェンシーのPMG社と協業プロジェクトを数多く手がけているが、MA&TH社をグループの一員として迎えることで、これまで拠点のなかったムンバイでの対応力を一層強化し、インド市場の成長を取り込んでいく。更に、今後もインドの広告市場に注力し、日系クライアント、グローバルクライアントへの課題解決力向上を目指す。

上段左から Prashant Kaul (PMG, Managing Director South Asia)、Rakesh Yadav (AdGlobal360, Chief Executive Officer)、 Jayanto Banerjee (Hakuhodo India, Chief Operating Officer)、Ashish Goyal (MA&TH, Chief Financial Officer) 下段左から Rajeev Chudasama (MA&TH, Chief Creative Officer)、Amit Chandrra (MA&TH, Chief Executive Officer)、 片岡 宏輔 (Hakuhodo India, Chief Executive Officer)、Dhritish Ghoshal (MA&TH, Chief Strategy Officer)

MA&TH社共同創設者およびChief Executive OfficerのAmit Chandrra氏のコメント
MA&THは、これまでも常に時代の先端を走り続けてきましたが、博報堂のグローバルなリーダーシップは、私たちを次のステージへと導いてくれることでしょう。博報堂のビジネス、人材、クリエイティビティに対するアプローチは、社員にとってもクライアントにとっても、私たちの成長ビジョンに完全に合致したものでした。私たちは、今後博報堂と共にインドとアジア太平洋地域におけるリーダーとしての地位をさらに強固なものにしていくことに注力してまいります。

MA&TH社共同創設者およびChief Strategy OfficerのDhritish Ghoshal氏のコメント
MA&THは、博報堂のネットワークの一員となり、当社の成長のためのエキサイティングな局面を迎える準備ができたことを喜ばしく思います。博報堂が保有する国内外の膨大なリソースやナレッジセンターを活用することで、お客様との関わりをさらに深め、世界トップレベルのサービスやソリューションを提供してまいります。

博報堂取締役常務執行役員兼Hakuhodo International Unit長の伊藤俊太郎のコメント
MA&THがグループに入ることで、博報堂Indiaグループは、インドの広告業界の中心地であるムンバイにおけるプレゼンスを獲得し、より多くのインドのクライアントに、博報堂の哲学である生活者発想に基づく効果的かつ幅広いマーケティングソリューションを提供することができるようになります。ユニークなサービスを提供するMA&THは、マーケティングテクノロジーに強みを持つAdGlobal360や、アクティベーションに強みを持つPMGと力を合わせることでより包括的で切れ目のないサービスを開発していきます。また、MA&THがインドを超えて、特にエンターテインメントビジネス領域において、日本や東南アジアと連携し、博報堂グループ全体の成長を次の次元にまでリードしてくれることと確信しています。MA&THを家族に迎えることで、博報堂Indiaグループはその進化を加速させ、インド経済の成長と人々(生活者)の幸福に貢献してまいります。

《Branc編集部》

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