元映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインは10日間の審議の末、ロサンゼルス裁判において3件のレイプと性的暴行で有罪となった。
4人の告発者が、2005年から2013年の間にロサンゼルスとビバリーヒルズのホテルの部屋でワインスタインに性的暴行を受けたと主張し、4人のうち1人に対するレイプと性犯罪の罪で有罪の判決となった。ワインスタイン氏は、2005年から2013年にかけてのすべての容疑を否定しているが、陪審員は他1人に関する裁判を無罪とし、その他の2人に関しては判断に至らなかった。
ワインスタインは、2件の強姦罪と5件の性的暴行罪の合計7件の罪状で裁判を受けることになっていたが、各容疑は別々に審理され、陪審員は各申告を個別に審議することを余儀なくされた。
すべての起訴内容で有罪判決を受けた場合、ワインスタインは最高で60年の禁固刑に直面することになる予定だった。現在70歳のワインスタインは、2020年のニューヨーク州での判決によりすでに服役中だ。報道によると、健康状態の悪化から車椅子を使用しているという。2021年7月からは、二審を前にニューヨークからの送還を受け、ロサンゼルスのダウンタウンにあるツインタワー矯正施設に収容されている。
2017年10月に連続性的虐待者であることを暴露される以前、ミラマックス(後のワインスタイン・カンパニー)の創業者であるワインスタインは、若い映画製作者のキャリアを導く独立系映画の大物として、ハリウッドの王の一人とみなされていた。映画や演劇のプロデューサーとしての長いキャリアの中で、アカデミー賞1回、トニー賞7回を受賞し、ケビン・スミスやクエンティン・タランティーノなどの監督をハリウッドの頂点に導いたと評価されている。
しかし、彼は悪名高い癇癪持ちで、自分の邪魔をする人間に対して抑えきれない怒りを燃やすことでも知られている。ハリウッドで最も仕事がしにくい人物の1人として評判になり、映画業界は彼を相手にすることがプロとして必要でなくなると、すぐに彼に背を向けるようになった。
ロサンゼルス郡のジョージ・ガスコン地方検事は、声明で被害者たちの勇気を称賛し、次のようにコメントしている。
「時に残忍な反対尋問に身を晒すことは、トラウマを再発させ、てつもない苦痛を伴うものです。私は彼女たちの恐れを知らぬ姿勢に畏敬の念を抱いています。彼女たちは、司法システムが(今回の判決で)与えた結果以上の報いを受けるに値する存在です」
Sources:Screen Daily、Variety、COUNTY OF LOS ANGELES
