今泉力哉、藤原季節らが審査員を務める「HU35」、ファイナリスト5組が決定

第2回「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」のファイナリスト5組が決定し、9⽉30⽇に発表された。

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今泉力哉、藤原季節らが審査員を務める「HU35」、ファイナリスト5組が決定
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第2回「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」のファイナリスト5組が決定し、9⽉30⽇に発表された。

トップ通過となったのは、15歳の女子高生、カワイ・ヒバリ(かわい・ひばり)。

今回が第2回の開催となる「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」は、新世代“映像クリエイター”発掘&育成プロジェクト。応募資格は「35 歳以下であること」で、企画⼒と熱意があれば、プロ・アマを問わず応募することができ、選考を勝ち抜いたファイナリスト5組は映像制作のプロによるサポートと、1500万円の制作費⽀援のもと、⾃⾝の企画の監督・脚本を務め、映像化する機会を与えられる。第1回は⽼⼭綾乃による「まんたろうのラジオ体操」がグランプリに選ばれた。

第2回となる今回は、応募期間6⽉10⽇(⾦)~7⽉31⽇(⽇)に集まった586企画の中から、約20倍の倍率を勝ち抜いた⼀次選考の通過者が30組、更にそこから⼆次選考を経て勝ち残った10組がファイナリスト選考会に進出し、ファイナリスト5組の枠をかけて、審査員4名の前でプレゼンテーションを行った。

審査員には、『愛がなんだ』(19)、『街の上で』(21)など、今もっとも次回作が待ち望まれる映画監督の今泉⼒哉、⾳楽活動にとどまらず執筆や楽曲提供、⾃⾝も所属するアイドルユニットのプロデュースなど多岐に渡り活躍する歌⼿・⼤森靖⼦、『佐々⽊、イン、マイマイン』で第 42 回ヨコハマ映画祭最優秀新⼈賞を受賞し注⽬されている俳優・藤原季節、『往⽣際の意味を知れ︕』が連載中の新進気鋭の漫画家・⽶代恭の4名が集い、候補者たちの魂のこもったプレゼンテーションを受け、⽩熱した議論の末、ファイナリスト5組を決定。

審査員⻑の今泉監督は「ここまで残った10本の企画を、実際に企画した⼈たちに会い、企画の成り⽴ちや想いを聞くと、やはり脚本だけではわからない部分も⾒えます。その辺を踏まえ、審査員4⼈で話し合いました」と話し、⼤森靖⼦は、ファイナリストになると<1作品につき1500万円の制作費と、映像制作のプロのサポートのもとで作品を作ることができる>という点に関して、「すごい機会だと思う。今回の機会が、その⼈の⼈⽣の“今”のタイミングでどのように作⽤するのかというところまで、今⽇はじめて出会ったとは思えないほど、それぞれの⼈⽣に向き合って、審査員の皆さんと話し合いができたと思います」と、かなり⽩熱したディスカッションだったことを明かした。

参加者と同じく、35歳以下の俳優・藤原季節は「応募が600企画くらいあって、最後の10組に選ばれるっていうことだけでもすごいこと。10組の⽅の中で、今回作品を撮ることができなかったとしても、作り続けてくれれば、いずれどこかで必ず交わることができるのではないかなと思うので、本当に今⽇は皆さんに出会えてよかったです」と感謝を述べ、20代の頃から漫画家として活躍する⽶代恭は「プレゼンをされた⽅々を⾒て『脚本を読んだ印象と、本⼈の印象がこんなに違うんだ』と驚きました」と話した。

その後、ファイナリスト5組が、ファイナリストに決まった順番として、2位、3位、4位、5位、1位の順に発表され、最初に呼ばれたのは(2位)、映像未経験の現役⼥⼦⼤学⽣・18歳の瀬名亮(せな・りょう)。3位、4位、5位として、CMディレクターの⼤江海(おおえ・かい・30歳)、テレビ局で働く中林佳苗(なかばやし・かなえ・27歳)、マッチングアプリで出会った男⼥コンビ・てつおとゆうほ(てつお/芸⼈・24歳、ゆうほ/会社員・25歳)が選出された。

そして、最後に「全員⼀致、⽂句なしの1位」として発表されたのは、15歳・⼥⼦⾼校⽣のカワイ・ヒバリ(かわい・ひばり)。
選考会のため、京都から夜⾏バスを使って会場に⾜を運んだカワイの企画は「満場⼀致で最初に決まりました。この⼈の完成したものが⾒たいと思わせる⼒がある企画でした」(⽶代)、「クリエイターとして、ものを作るのに、どういう気持ちが必要なのかという真ん中に辿り着けない⼈もいる中で、それをすでに持ち合わせているという点で1位に相応しい⼈物」(⼤森)、「⼀番、脚本として完成度が⾼かった。今回は⼩さな題材を扱っていますが、この精度で書けるなら、もっと⼤きな事件や物語を描いていける⼈だと思った」(今泉)、「脚本に書かれている⾔葉のチョイスが素晴らしいです」(藤原)と審査員全員が、15歳の⼥⼦⾼校⽣の企画、そしてプレゼンテーションに⼤絶賛のコメントを寄せた

そのコメントを受けて、映像制作未経験のカワイは、「今⽇の朝東京にきて不安だったのですが、私にとって⼤切な経験になると思うので、精⼀杯がんばりたいと思います」と、初々しくも逞しいコメントを寄せた。

今泉審査員⻑は参加した10組に向けて「選考ということがあるので、選ばれる・選ばれないはあったと思う」と前置きしつつ、「ぜひ、来年もう⼀度チャレンジしてほしい」とエールを送った。

ファイナリストに選ばれた5組は、これからプロの映像制作チームのサポートを受け、監督として約 40 分の映像作品の制作に挑む。完成した作品は、制作過程に密着したドキュメンタリーとあわせて、来年4⽉頃、Huluで独占配信される。また5つの映像作品の中から審査員による最終審査でグランプリ作品が選ばれ、グランプリ受賞者は「賞⾦ 100 万円」「Hulu オリジナル新作の監督権」を獲得する。 それぞれのフィールドの第⼀線で活躍するトップクリエイターたちの独⾃の⽬線、感性によって選ばれた、若きクリエイターたちからどのような才能が⾒いだされ、新たなエンターテインメント作品が⽣まれるのか︖まさに、このファイナリスト決定からプロジェクトが本格スタートとなる。

《Branc編集部》