ABCアニメーション、東京都のクリエイター支援事業「現代版トキワ荘」を開始。10月30日にキックオフイベント開催

ABCアニメーションが東京都の支援事業の一環として、最先端技術や起業支援を行う「現代版トキワ荘」プログラムを開始し、10月30日にキックオフイベントを開催する。

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ABCアニメーション、東京都のクリエイター支援事業「現代版トキワ荘」を開始。10月30日にキックオフイベント開催
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株式会社ABCアニメーションは2025年10月15日、東京都の「世界に羽ばたくアニメーター等の育成支援事業」の一環として、「現代版トキワ荘」と銘打った起業家育成プログラムを開始すると発表した。先端技術を導入した制作環境の提供から経営知識の指導、資金調達の機会創出までを一貫してサポートし、世界市場で通用するクリエイターの輩出を目指す。プログラムの始動にあたり、10月30日にはキックオフイベントが開催される。


最新3DCG技術から経営まで一貫サポート、TCIC内に専用「アトリエラボ」を整備

本プログラムの中核となるのは、東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)内に新設される「アトリエラボ」だ。ここにはモーションキャプチャーやMA室、収録室などが完備され、作画から音声収録、編集までを一貫して行える環境が整っている。プログラム参加者はこれらの最新設備を常時無料で利用可能だ。

育成プログラムは2025年10月から2026年9月までの約1年間にわたって実施される。前半ではAIやモーションキャプチャーといったデジタル技術の活用講座や課題制作を行い、後半では参加者各自のオリジナルIPをテーマとしたプロトタイプ作品の制作に取り組む。創作活動と並行して事業化プランの策定も行い、最終的には国内外のコンテンツ企業やベンチャーキャピタル、金融機関などを招いたピッチイベント形式の発表会で、協業や資金調達の機会を提供する。技術習得からIP創出、そしてビジネス展開まで、クリエイターの起業を多角的に支援する体制が特徴だ。


10月30日にキックオフイベント開催、ファンワークス高山晃代表が登壇

プログラムの開始を記念し、10月30日にキックオフイベントがハイブリッド形式で開催される。基調講演には、「やわらか戦車」や「映画すみっコぐらし」など、数々のキャラクターアニメーションを手がけてきた株式会社ファンワークスの代表取締役、高山晃氏が登壇。「フラット化する世界におけるクリエーターの共創とブランディング戦略」と題した講演を行う予定だ。

イベントはTCICでのオフライン参加(先着20名)と、Zoomでのオンライン配信が予定されており、参加費は無料。申し込みは専用ページにて10月29日まで受け付けている。なお、本プログラムの参加クリエイターについては後日発表される。

【キックオフイベント概要】

  • 日時: 2025年10月30日(木) 11:30~12:35

  • 会場: 東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)およびオンライン(Zoom)

  • 講師: 高山 晃 氏(株式会社ファンワークス 代表取締役)

  • 参加費: 無料

  • 申込締切: 2025年10月29日(水)

  • 申込方法: https://tokyo-anime-manga-3.peatix.com/ より必要事項を記入。

《Branc編集部》

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