NBCユニバーサルがMetaと契約し、ストリーミングサービス「Peacock」の作品などをMeta Quest VRで提供開始する。
Facebookを運営するMetaが、NBCユニバーサルとパートナーシップを締結したことをMeta Connect 2022で発表した。それによって、NBCユニバーサルが運営する配信サービス「Peacock」やその他のサービスで Meta Quest VRの提供が可能となる。例えば、2023年に提供される予定のMeta Quest VRには、大人気シットコムの「ジ・オフィス」の体験も含まれるとのことだ。「ユニバーサル・モンスターズ」のスリラー作品や『シュレック』などで知られる「ドリームワークス」作品、『ハッピー・デス・デイ』などで知られる「ブラムハウス・プロダクションズ」作品なども、展開される予定。
「Peacock」は現在、第二四半期に加入者があまり伸びなかったことに対し、第三四半期には200万人以上もの加入者を獲得し、現在1,500万人を超える加入者がいる。一方でMetaが率いるVR事業は、15億ドルの売り上げを上げているものの、未だ足を引っ張っている状況だ。今回のパートナーシップ締結によって、両社の相乗効果が期待できる。
他にも、MetaはMicrosoftとのパートナーシップも締結し、ソフトウェアやXbox クラウドゲーミングサービスにMeta Quest VRの利用をもたらした。さらに、Microsoft TeamsとZoom 会議にて、VRとユーザーのアバターを利用する計画を発表した。
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ゲームの世界では、今までPlayStation VRで展開されていた「Marvel's Iron Man VR」が、Meta Quest 2向けにリリースされることなった。また今後、大人気ゲーム「Among Us」や「The Walking Dead: Saints & Sinners – Chapter 2: Retribution」でも利用可能となる予定だ。
Sources:Variety、TechCrunch、The Hollywood Reporter