「アップリンク広島」が2027年春、広島・紙屋町にて開業されることがわかった。
基町クレド内の商業施設「パセーラ」6階に位置し、5スクリーンで計264席を有するミニシアター・コンプレックスとして、多様な映画を提供する。
カンヌやベルリンなどの映画祭で話題の作品やアート系、インディーズ作品、ドキュメンタリー、ファミリー向け映画まで幅広いラインナップを揃える。また、ゲストによるトークショーやアーティストのライブビューイングも積極的に企画する。館内にはカフェやギャラリースペース、オリジナルグッズショップも併設される。

また、原爆ドームに最も近い映画館という立地を踏まえ「サラーム・スクリーン」という特別な上映枠を設ける(“サラーム”はアラビア語で「平和」の意味)。この上映枠では世界の問題を考えるきっかけとなる映画を上映する。
アップリンクはガザの映像制作会社アレフ・マルチメディアと共同で『ガザからの声』シリーズを製作しており、その第一弾「エピソード1:アハマドの物語」は8月22日(金)より全世界で配信がスタートした。このシリーズを中心に「サラーム・スクリーン」で上映枠を編成する。

運営のコンセプトとして、多様な価値観や美しさを学び、エンターテインメントを楽しむ場である「リベラルアーツ・シネマ」を目指すという。