HYBE音声技術のSupertone、Netflixの「マスクガール」と共同で複数話者音声合成技術を開発

Netflixオリジナルドラマ「マスクガール」でキム・モミを演じる女優ナナとイ・ハンビョルの声を、異なる文脈でシームレスに融合。ライブ配信者「マスクガール」の謎めいた声を作り上げた

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音声技術の最先端をリードするSupertoneは、Netflixのヒットシリーズ「マスクガール」とのコラボレーションにおいて、最先端の「複数話者音声合成技術」を独自に取り入れたことを発表した。

HYBEの事業部門の一つであるSupertoneは、最先端のサウンドソリューションを通じてクリエイティブなコンテンツに革命をもたらすオーディオテクノロジー企業。Supertoneの技術はDisney+のドラマシリーズ「カジノ」にも応用され、60代の俳優の声を30代の声に変えて古い記憶を懐かしむシーンを創り出し、音声の老化防止技術がテレビシリーズに適用された世界初の例となった。また音楽業界では、Supertoneの音声技術により、HYBE LABELSアーティスト・MIDNATTがスペイン語からベトナム語まで6ヵ国語で同時に楽曲をリリースするという画期的な快挙を成し遂げた。

全7話からなる「マスクガール」は、配信開始2週目にしてNetflixの世界トップ10(非英語TV)で首位を獲得したシリーズ。平凡な会社員キム・モミがマスクで顔を隠しながら、人気ライブ配信者「マスクガール」として活動するなかで起きるストーリーを描いている。

Supertoneは、「マスクガール」の声を作るためにキム・モミを異なる文脈で演じる2人の女優、ナナとイ・ハンビョルの音色と演技のトーンを融合させる技術を採用。この音声融合技術が、キャラクターの多面性に生命を吹き込んだ。Supertoneの代表であるイ・ギョグは「Supertoneの技術は、コンテンツ制作陣が『マスクガール』にユニークな声を吹き込むというビジョンを実現し、コンテンツ全体のクオリティと視聴者のエンゲージメント向上に寄与しています。『マスクガール』のクリエイターとのコラボレーションを通じて、シームレスなコンテンツ体験の完成に貢献できることを嬉しく思います」とコメントしている。

《Branc編集部》