過日、サウジアラビアに鳥山明のマンガ『ドラゴンボール』を主題としたテーマパークが建設されることが発表され、日本で大きな話題となった。しかし、同国が投資を加速させているのは、何もマンガやアニメだけではない。あらゆるエンターテインメント産業を成長させ、コンテンツ立国となることを国家戦略として掲げているのだ。
「AnimeJapan 2024」のQiddiyaブースには、「ドラゴンボール」の象徴的存在・神龍(シェンロン)のオブジェが展示された
海外でアニメ人気が高まる中、“アニメ情報”を世界に届けようとするプロジェクトも動き始めている。「IMART2023」では老舗雑誌「ニュータイプ」やYouTubeチャンネルを運営するテレ朝の取り組みが紹介された。
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クリエイティブな2つの力を融合させ、世界中の視聴者に類を見ないエンターテインメント・コンテンツの提供を可能に
『バービー』が、中東全域の劇場で上映されることになった。
『DUNE/デューン 砂の惑星』や『ミッション:インポッシブル』最新作などのハリウッド映画、そしてインドの大作ボリウッド映画などが撮影されているアラブ首長国連邦の首都アブダビ。今後国際的なプロジェクトの主要撮影地となる可能性に期待できそうだ。
サウジアラビアの Ithra Film Productionsは、国際的な映画製作者を誘致し、同国内で全額出資の映画を撮影してもらい、地元の才能やクルーが活躍できるようにすることを目的とした新しい映画ファンドを立ち上げた。